繰り返す下痢や便秘!もしかしたら過敏性腸症候群かも

繰り返す下痢や便秘!もしかしたら過敏性腸症候群かも

 

 

原因や心当たりがない下痢や便秘で悩む人か急増しています。命にかかわるほどの病気ではありませんが、急な腹痛に襲われるため、仕事や勉強などに支障が出ている人も。どのような症状なのか、具体的にご紹介します。

 

 

■度々襲う腹痛。通勤電車に乗ることができない人も・・・
過敏性腸症候群は、慢性的に下痢や便秘の症状が繰り返し起こります。症状が便秘の場合は、急な腹痛のために、仕事中に何度もトイレに行きたくなったり、通勤の際は、いつでもトイレに行けるように、各駅停車の電車にしか乗れないなど、日常生活に支障をきたすこともあります。下痢の場合は、外出する際は、あらかじめトイレの場所を確認しなければならなかったり、予備の下着を持ち歩かないと不安で仕方がないなど、肉体的だけではなく、精神的にも苦痛も伴ってしまいます。

 

 

■症状のタイプ
過敏性腸症候群には、下痢型と便秘型、その両方が交互に起こる混合型の3種類があります。一般的に、便秘型過敏性腸症候群は女性が多く発症して、下痢型過敏性腸症候群は男性が発症しやすいといわれています。女性は大腸の筋力が男性よりも弱く、排便時のいきみが弱くなってしまうため、大腸通過時間が遅くなることから便秘になりやすいと考えられています。
水分の多い下痢と、水分の少ない便秘は、全く相反する症状ですが、どちらも大腸のトラブルが原因で起こります。大腸が過敏になっていると、少しの刺激でも異常運動を起こします。例えば、大腸が早く動くと、腸の内容物の水分が吸収されないまますばやく排出されますし(下痢)、大腸の動きがゆっくりすぎると、なかなか排便されず、大腸に便が長くとどまることで、水分の吸収が進み、便が固くなります(便秘)。

 

 

■もしかしたら過敏性腸症候群かも。まずはセルフチェックを!
先進国では、成人の1割以上の人が、過敏性腸症候群の症状に苦しんでいると言われています。しかしながら、下痢や便秘は、健康な人でもよくなる症状ですから、病気だと気づかない場合も。ですから、多くの人が、市販薬を飲むだけで対処したり、加齢によるものだと諦めてしまいます。改善のためには、リラックスを心がけるとともに、規則正しい生活で自律神経のバランスを整えることが大切です。「1か月以上、下痢または便秘が続いている」、「コロコロとした硬い便しか出ない」、「排便後も残便感がありスッキリしない」などの症状が続く場合は、過敏性腸症候群の疑いがありますので、消化器内科を受診しましょう。

 

 

■まとめ■
過敏性腸症候群は、ストレスや不安、緊張などの、精神的要因が深く関係しています。ストレスなどの情報が脳から腸に伝わると、軽度の炎症を起こして、過敏になっている腸の動きに悪い影響を与えてしまいます。そのため、これまでの生活を見直して、できるだけ心身にストレスを与えないようにすることが大切です。具体的には、規則正しく1日3食バランス良く食べること、睡眠をしっかりとること、適度な運動を心がけることなどがあげられます。中でも、十分な睡眠と適度な運動は、ストレス解消に効果大!日ごろの生活習慣を見直して、便秘の症状をやわらげるように心がけましょう。